なぜ今“隠れ固定費”が注目されているのか
物価上昇が続く中、家計の見直しは避けて通れません。
中でも、“隠れ固定費”は毎月なんとなく支払ってしまっているけれど、本当は不要な出費の温床になっているのです。
たとえば、ほとんど見ていない動画配信サービスや、使っていないスマホ保証など、無意識に払っているお金を見直すことで、年間数万円〜十万円以上の節約が可能です。
まず確認したい!隠れ固定費10項目一覧

- ① 動画・音楽などのサブスク
- ② スマホ端末補償サービス
- ③ 新聞・雑誌の定期購読
- ④ 保険(過剰な医療保険・個人年金など)
- ⑤ クレジットカードの年会費
- ⑥ 駐車場代・車の維持費
- ⑦ 銀行口座の手数料(ATM利用料など)
- ⑧ 自宅Wi-Fiの契約内容
- ⑨ 有料アプリやクラウドストレージの月額費
- ⑩ オンライン英会話・通信講座など未活用サービス
それぞれの項目を具体的に見直す方法
① サブスク系サービス
契約中のサブスクをすべて一覧化し、「3か月以上使っていないもの」は一旦解約を検討しましょう。
② スマホ補償
スマホが故障しやすい環境でなければ、AppleCareやキャリア保証を外すだけで数百円〜の削減に。
③ 新聞・雑誌
無料ニュースアプリや図書館アプリで代用できることが多く、月数千円の節約に。
見直し効果シミュレーション
たとえば、以下のように見直すだけで年間10万円以上の節約につながります:
見直し項目 | 月額削減 | 年間削減額 |
---|---|---|
サブスク3件解約 | 1,500円 | 18,000円 |
スマホ補償外す | 700円 | 8,400円 |
新聞購読を解約 | 3,000円 | 36,000円 |
Wi-Fiプラン見直し | 1,000円 | 12,000円 |
その他(保険・駐車場など) | 4,200円 | 50,400円 |
合計 | 10,400円 | 124,800円 |
合計:約124,800円の年間節約!
「固定費の罠」チェックリスト
以下に1つでも当てはまったら“隠れ固定費”の可能性大です。
- 同じ内容の保険に2つ以上加入している
- クレジットカードを3枚以上持っている
- Wi-Fiやスマホの料金プランを1年以上見直していない
- クラウドストレージを複数契約している
まずは通帳やクレジットカードの明細を1か月分チェックしてみましょう。
固定費を減らす3つのマインドセット
- 1. 「固定=不変」という思い込みを捨てる
- 2. 少額でも“毎月積もる”という視点を持つ
- 3. 家族や同居人と情報を共有する
月別で見直すべき費用リスト
季節ごとに家計の支出パターンは変わります。タイミングよく見直すことで、節約効果をさらに高められます。
季節 | 見直しポイント |
---|---|
春(3〜5月) | 新生活に合わせて契約した家電やサービスを見直すチャンス。使わなくなったサブスクや不要な補償など。 |
夏(6〜8月) | 電力消費が増える季節。電力会社のプラン見直しや節電家電への切り替えを検討。 |
秋(9〜11月) | 学び直しや新しい趣味で通信講座などに手を出しがち。不要なものはリセットする時期。 |
冬(12〜2月) | 保険の見直しや暖房費の管理が重要。家計簿アプリで出費を“見える化”するのも効果的。 |
節約が続かない人の共通点と対策

せっかく見直しても、いつの間にか元に戻ってしまうことはよくあります。その原因と対策を知っておきましょう。
- 原因1:節約=我慢と考えてしまう
→「ムダをなくす」だけで“必要なもの”にお金を使えるようになる、という考え方に切り替える。 - 原因2:明確な目標がない
→「旅行資金を貯める」「副業の資金にする」など具体的な目的を持つことで続きやすくなる。 - 原因3:家族や周囲の理解がない
→協力を得るために、家計の現状や目標を話し合うことが大切。
よくあるQ&A
- Q. 一気に全部見直すのは面倒では?
- A. 一度にやろうとせず、週に1項目ずつ確認すればOKです。
- Q. 解約して後悔しない?
- A. 一度解約しても必要なら再契約可能です。まずは“お試し解約”を。
まとめ:まずは1つでも実行してみよう
家計を見直す第一歩は、毎月“惰性で払っているお金”に気づくことです。今回紹介した10項目を順にチェックし、少しずつでもムダをなくしていきましょう。
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